鉛筆と消しゴムが織りなす絵本「鉛筆とケシゴム」

Twitter を見ていたら、素敵な絵本の紹介がありました。

文具王の高畑さんが翻訳された「鉛筆とケシゴム」という絵本です。
文具王すごいな〜翻訳のお仕事もされてるなんで。

内容紹介

ーーこれは、えんぴつとケシゴムが親友になるまでの真実の物語であるーー

絵を かくには えんぴつだけ あればいい、

だって ケシゴムは けすものだから。

そう 思って いませんか?

いいえ、 ふたりが 一緒なら

もっと すてきな 絵が えがけるのです。

これは かくのが だいすきな えんぴつと

けすのが だいすきな ケシゴムが

えんぴつケシゴムに なるまでの 物語。

文房具に触れる機会が増え、新しいお友だちとも出会う季節。

入園・入学や進級をむかえるお子さんに、ぜひおすすめしたい絵本です。

KADOKAWA 紹介ページより(https://www.kadokawa.co.jp/product/321909000682/

考えてれみれば、「鉛筆」と「ケシゴム」は相反する働きをする文房具です。
「鉛筆」は書くもの、「ケシゴム」は書かれたものを消す。
もし「鉛筆」や「ケシゴム」に自我があれば、出会った当初は喧嘩しそうですよね。
そんな「鉛筆」と「ケシゴム」が親友になる物語、めちゃくちゃ気になります。

物語も気になりますが、それだけではなく物語中には、鉛筆と消しゴムを使った遊びがたくさん提案されているそうです。
「鉛筆でまっ黒にした上から消しゴムで絵を描いたり」「迷路を作ったり」「道を作ったり」・・・どれもちょっとやってみたくなりますね。

最近は効率化を求められることが多いです。
それにタブレットなどデジタルがもてはやされています。
万能なように思われるデジタルも実は弱点があるんですよ。例えばタブレットでお絵描きするとします。その際には、お絵描きソフトを使いますよね。お絵描きソフトにプログラミングされていることはできます。でも、プログラミングされていないことはできません。
例えば、書いている絵を破いて貼り合わせたり、絵の途中から立体にしたり・・・
それにそもそもタブレットの画面サイズ以上のことは書けないですよね。アナログのノートならば、紙を貼り合わせてより大きな紙面にすることもできます。

子供の独特の発想を伸び伸びと活かせるのは、やはりアナログなのではないか?と思います。
大学生の時に、学部祭にて教室の床いっぱいに模造紙を貼り合わせて、子供たちに自由に書いていいよ〜という企画をしましたが、普段と違ってどれだけでも大きく、好きなだけ描けるので、子供たちがとっても楽しんでいました。(一部の親御さんも一緒に楽しんで見えました。)

閑話休題
小さな子供の頃から、文房具の英才教育?になるのかな?でも、「鉛筆」と「ケシゴム」は小さな子供でも使える優れた文房具です。新型コロナウィルス騒動でなかなか外出などが難しい今だからこそ、大人も一緒に鉛筆とケシゴムを手にして、絵本にある「鉛筆」と「ケシゴム」を使った遊びをして欲しいですね。

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