春夏秋冬をイメージしたインクが手軽に楽しめる

2020-06-25

セーラー万年筆さんから発売されている万年筆向けのインクの「SHIKIORI―四季織―」をご存知でしょうか。
この「SHIKIORI―四季織―」は、春・夏・秋・冬をイメージしたインクで、それぞれ5色づつあります。
発売当初は「月夜の水面」というシリーズで春夏秋冬でそれぞれ1色づつだったのですが、その後「十六夜の夢」シリーズが発売され現在ではそれぞれの季節で5色づつの計20色になっています。

万年筆用のインクで、しかも典型的な色ではないためミニボトルのインク瓶(20ml)での販売でした。

インク瓶のため、コンバータと言うインクを瓶から吸い上げることのできる道具を使う必要がありました。
(メーカー推奨ではありませんが、そのために様々なメーカーの万年筆で使うことができましたが・・・)
コンバーターでの使用が前提になるため、万年筆を始めたばかりの人にはちょっと敷居があったと思います。

「SHIKIORI―四季織―」は人気のため、万年筆と同じカラーが楽しめるマーカーペンが2018年に発売されました。

今回は、そんな色とりどりのインクをより手軽に万年筆で使えるように、カートリッジタイプが販売されます。

SHIKIORI―四季織―万年筆用 カートリッジインク

製品情報

  • 価格:350円(税別)
  • 入数:3本
  • 色種類:20色
インク色
インク色

製品特徴

なんと言っても、従来の万年筆向けインクでは、ブラック・ブルーブラック・ブルーなどの定番色以外の色が使いたい。と思った場合は、インクを供給する部品をコンバータータイプに変更する必要がありました。
コンバータータイプに変更すると、好きな色が自由に楽しめると言う大きな利点がありますが、欠点としてインクが切れたらインク瓶からインクを補充する必要があります。
インク瓶が手元にある場合は問題ないのですが、例えば旅行先などでインクが切れてしまうと、もう筆記することができないんですよね。
(旅行先にもインク瓶を携行すれば解決しますが・・・)

それに引き換え、カートリッジタイプでインクを供給している場合は、カートリッジを交換するするだけですぐに筆記することができます。予備のカートリッジをペンケースに入れておけば、万が一インク切れになっても簡単に交換して使うことができます。

より手軽に様々なインクを楽しむことができるカートリッジタイプで、これだけの色展開をされているのは国内メーカーでは初めての試みではないでしょうか。

このカートリッジタイプ、パッケージもおしゃれにできています。

パッケージ
パッケージ

「見せるパッケージ」とでも言うのか、外装がほんとおしゃれです。
縦においても、本の「天」に当たる部分にインクの色が塗られているのでわかりやすいです。

さらに内装パッケージがPP樹脂でできているので、そのまま携帯もできます。

カートリッジ本体にも色名を表示
カートリッジ本体にも色名を表示

3本も携帯するのはな・・・と言う人にも優しいのが、カートリッジ本体にもインク色が印字されています。そのため複数色を持ち歩いても混乱することがありません。

定番色以外の色がカートリッジ対応というのを待っていた人も多いことでしょう。
特にプロフェッショナルギア スリムミニを使用されている人でしょうね。何せこの万年筆で使えるサイズのコンバーターが販売されていませんでしたからね。

ただ1点注意が必要なのは、このカートリッジはセーラー万年筆さんの万年筆でのみ使用可能です。形状が若干異なるため、異なるメーカーに使うことはできません。

僕もプロフェッショナルギア スリムミニを所有しているので、この商品のおかげで好きな色を使うことができるようになるので嬉しいです。

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