【レビュー】川崎文具店オリジナル万年筆「海底二万哩」

2020-07-13

岐阜県大垣市にある老舗文具店の川崎文具店さんがこの度限定100本のオリジナル万年筆を発売されました。

予約開始の初期に申し込みを行い、先日受け取りしてきました。

海底二万哩

ジュール・ベルヌのSF作品の「海底2万マイル」から、川崎文具店の店主がイメージした万年筆・インクのセットです。

万年筆の話の前に、パッケージに力が入っています。

昔のラジオの様な外装
昔のラジオの様な外装

蓋を開けると、万年筆とオリジナルインクの「アトランティス・ブルー」が収納されています。

外装の蓋を開けた状態
外装の蓋を開けた状態

こんなパッケージに入った万年筆は知らないです。
万年筆とインクが収納できるので便利ですね。

「海底二万哩」はセーラー万年筆のプロフィット21がベースになっています。

海底二万哩

選べるペン先は、日常使いしやすい「MF」と、特殊な「Z」、楽しい「MS」の3ポイントから選べます。
僕はプロフィット21の通常ラインナップにない「MS(ミュージック)」を選択しました。

軸は試験管の様な透明軸にメモリが入っています。透明軸なので、インク残量が分かりやすくなっています。

今回、初めて「MS」という特殊なペン先を選択しました。
特殊なため、よくある万年筆の様に寝かせては書けない(笑)
垂直に近い角度で筆記する必要があり、ちょっと慣れるまで時間が必要です。
さらにインクが潤沢に出るスイートスポットがめちゃくちゃ狭い・・・
ちゃんとペン先が均等に紙に当たらないと、書けないんですよね。
もうね、癖が強すぎて面白い。

この癖の強い「MS」というペン先、縦に書いた際には太く、横に書くと細い字幅になります。

MSで書いたサンプル
MSで書いたサンプル

カリグラフィペンの様な文字が書けて、なかなか楽しいです。

付属のオリジナルインク「アトランティス・ブルー」

付属でこの「海底二万哩」限定のオリジナルインクの「アトランティス・ブルー」が付いてきます。
上記のサンプルが、実際に「アトランティス・ブルー」のインクで書いたものですが、人気の色味にです。

深海で発見された海の底に沈んだ大陸「アトランティス」のイメージで、青とも緑ともいえない色味です。

しかも書いた直後と、インクの乾いた状態とで色味が変化するんですよね。
書いた時はもっと青味が強いのですが、乾くと上記の様な色味に変わります。

まだ若干の在庫があるそうですが、「趣味の文具箱」や地元新聞に取り上げられて、問い合わせが多いそうなので、興味ある方は早めに川崎文具店さんにお問い合わせを!!

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