週番号で管理してストレスを軽減しよう

皆さんは予定を計画する時に、どう行っていますか?
あるイベントを計画したとします。そこから逆算して、この日までにAという内容を終えて、この日までにBという内容を終えよう。など日にちを基準にしていませんか?
そうすると、この決めた日までに終えなければ!とプレッシャーに感じることがあるかと思います。
僕も数年前までは、上記のように日にちを決めて計画していました。そして仕事などが忙しくて、バタバタして決めた日までに終えることができず、ストレスを感じていました。

数年前に週番号という考え方に出会い、それ以降はずっと週番号で計画するようにしています。
週番号は、簡単に説明すると1週間を1つの単位として扱う考え方です。
1年間を52〜53に分割しますので、月単位の12分割よりもより詳細になりますが、365等分よりもざっくりです。
「この日までに終える。」のではなく、「この週までに終える。」「この週にこの内容を終える。」という様に、捉える時間軸を日から週に変えたのです。

日本国内で生活している限り、なかなか週番号に触れる機会は少ないかと思います。
僕が出会ったのは仕事で、欧米に本社のある会社さんの内示注文(仮注文)の納期が週番号だったことです。
「この週に指定の数量を納めてね」という、国内企業の内示注文に慣れていた僕はびっくりしました。でも、1ヶ月以上先の話なので、それくらいざっくりでも問題はないんですよね。


ちょっと横道にそれますが、実は「週番号」は何を持って第1週とするか、考え方が大きくアメリカ式とヨーロッパ式の2通りあります。

ヨーロッパ式はISO準拠(ISO 8601)ですが、アメリカ式は独自です。
そのため週番号で話をされた際には、どちらの方式の週番号か確認しないと誤解を生じる可能性があります。
どういうことかというと、

  • ヨーロッパ式
    その年の最初の木曜日となる日付が含まれる週を第1週とする
    (言い換えると、1月4日が含まれる週を第1週とする)
  • アメリカ式
    1月1日が含まれる週を第1週とする

ヨーロッパ式はちょっと面倒ですね。
それに引き換えアメリカ式はシンプルです。

この基準の第1週の算出方法が異なるので、以下の様に違いが生じてしまいます。

基準の違いにより週番号が違う
基準の違いにより週番号が違う

このためもし人から週番号を言われた際には、どちらの方式なのか。もしくは何月何日から何月何日か確認すると良いでしょう。

閑話休題
この週番号で予定の計画を立てると良いメリットは、1週間という期間内に終えれば良い。という気持ち的な余裕です。
例えば、先の例の様に「○日までにAを完了」としたとします。しかし、その日は忙しく全くできなかったとします。するとどうでしょう?ストレスを感じると思います。
仕事であれば、残業するという選択肢が生じるかも知れません。
しかし、「○週までにAを完了」とすれば、その週のうちに完了すれば良いので、例え予定していた日が忙しくて何もできなくても、その週のうちに終えれば良いので気持ちが大分違います。

僕は何か依頼を受けたら、「やるべき事」を洗い出します。
そしてその「やるべき事」の期日を週単位で考えます。
例えば提出物があるならば、その期日が週末であれば、その週にタスクとして入れ、前半に期日があれば前週にタスクとして入れます。
これはストレスの軽減だけではなく、結果的にタスクの期日が自動的に前倒し(数日レベルですが)になるので、納期に遅れるということが減少します。
(タスクに対する作業工数の見積もりが甘くて、遅れる可能性はありますが、そこは作業工数の精度を上げるしか無いんですよね。)

また1年を52〜53分割することになるので、12分割の月で考えるよりも具体的に計画できます。
例えば「8月までにAを行う。」というより、「32週までにAを行う。」とした方が、より具体的に行えます。8月までとは、8月10日なのか、8月30日なのか大きな隔たりがあります。
それに上旬(1日〜10日)・中旬(11〜20日)・下旬(21日〜31日)とすると、下旬ば場合によって数日の誤差がありますが、週番号なら間違いなく7日間ありますので、期日の幅が動くことがありません。

スケジュール管理がストレスに感じる方は、一度この週番号で行う方法を試みてはどうでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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