45個の角が出続ける消しゴム「ZIGZAG」

2020-10-24

消しゴムは使っていると、だんだんと消字面積が広くなってしまって、消したい場所以外も消えてしまいます。
最近は根気が減少したためか大雑把になったのか、ある程度のざっくりと消しても気にしなくなりました。
今ではこんな風ですが、学生の頃は部分的に消したいために、消しゴムの使うカドを決めているほどでした。

部分的に消したい。というニーズにマッチする消しゴムとして、2002年に小クヨデザインアワードを受賞し、その後に商品化された「カドケシ」が有名です。
四角のブロックが交互に繋がっている形状をしており、従来の消しゴムとは違ってカドが合計で28個もある優れものです。

今回、サンスター文具さんから「カドケシ」を超える45個のカドを持つ消しゴムが発売されました。

ZIGZAG

製品情報

ZIGZAG
ZIGZAG
  • 価格:200円(税別)
  • サイズ:W50mm × H18mm × D16mm
  • 材質:SBS(スチレン系エラストマー)

メーカー「ZIGZAG」HP

製品特徴

この消しゴムの最大の特徴は、45個のカドです。
そして折り紙で作った紙バネの様な形状です。

独特な形状な「ZIGZAG」
独特な形状な「ZIGZAG」

独特な形状で、カドが多いので握った感じちょっと気持ち良いです。

先に紹介したコクヨさんの「カドケシ」が28個のカドを有していましたが、このサンスター文具さんの「ZIGZAG」は45個のカドで約6割増しです。

この独特な形状のため、使って消字面積が広くなる前に、次のカドが出てきます。

次のカドが出てくるというより、カドができる。という方が適切な表現かも知れません。

以下の画像は2mm方眼のノートに鉛筆で書いたものを消したものです。

2mm方眼
2mm方眼

1マスよりももっと狭い範囲がきれいに消えています。
細かく消そう。と意識した訳ではなく、適当に使ったのにこの様に限られた範囲のみを消すことができました。
これなら、ノートに書いた文字の1文字だけを消したり、手帳に書いた小さな文字も難なく消すことができることでしょう。

消しゴムの能力

特に力を入れる必要もなく、紙に消しゴムを当てるぐらいの軽い力で消すことができてました。

以下の画像は1cm四方を鉛筆で塗りつぶして、それを「ZIGZAG」で消したものです。

1cm四方を消してみた
1cm四方を消してみた

きれいに消えていますが、注目したいのはケシクズと消しゴムの面です。
ケシクズは比較的細かい状態で、まとまっていません。
そして消しゴムの面ですが、

消した後の面
消した後の面

よく見るとスジというか、ちょっと欠けている様な状態になっています。
これは独特の形状のため、厚みが無いためにこの様な状態になったのでは?と推察されます。
そのためこの消しゴムは、紙に当てるくらいの力加減でしようするのが良さそうですね。
日本製の消しゴムは80%以上の消字率を持っているので、軽い力でも消しゴムの往復の回数の差こそあれ綺麗に消すことができます。

ただ1点だけ気になるが、この独特の形状のためスリーブ(ケース)が無いのです。
そのため筆箱にそのまま入れると、汚れ気になりそうです。
とりあえず僕は当面はパッケージの蓋を切って、パッケージをスリーブ代わりにしようと思います。

またこの消しゴムは、部分的に消すことには非常に強いのですが、広い面を消すことはあまり向いていません。
どうしてもカドができて、広い消字面積を確保できないからです。

「細かい部分を消す」という点では、めちゃくちゃ優秀です。
ただしこの消しゴムだけではなく、広い面積も消しやすい様に通常の消しゴムとセットで使うのが良いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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