レビューきまじめ姫と文房具王子 第39話

2020-11-09

気がつけば最終話まであと1話になってしまった「きまじめ姫と文房具王子」
思えばネットで文房具の漫画の連載が始まると知って、書店で「月刊スピリッツ」を定期購読までしてしまった漫画です。
初めて漫画雑誌を定期購読して、単行本が発売されると知れば、速攻で予約しに本屋に走り・・・
ほんと毎月の楽しみで、連載がおやすみの月は楽しみが減ってがっかりしたものです。

きまじめ姫と文房具王子 第39話 扉絵
きまじめ姫と文房具王子 第39話 扉絵

もうね、ストーリーは結末に向かっているので、今回はストーリーには触れません!
各ストーリーでそれぞれ、1つの文房具がピックアップされてきました。
記念すべき第1話では、万年筆でしたね。ノートや筆箱、児童文具なんていうのもありました。
各話ではその文房具について、ストーリーを邪魔しないのにしっかりと説明がなされていて、思わず「ほぉ〜」と感心してしまうことが多々ありました。

最終話の文房具は「鉛筆」です。
嬉しいです!!僕の大好きな文房具の「鉛筆」がフィナーレです。

数ある鉛筆の中から今回ピックアップされたのは、ドイツのファーバー・カステル社の「パーフェクトペンシル」です。

パーフェクトペンシル!!
パーフェクトペンシル!!
かの子さん、パーフェクトです!!
かの子さん、パーフェクトです!!

ファーバー・カステル社は、1761年に創業された現存する筆記具メーカーとして一番古いメーカーです。
さらにこのファーバー・カステル社は、現在の鉛筆の基準を作ったメーカーとしても有名です。鉛筆の長さや太さ、さらに芯硬度の基準。さらに今では鉛筆というと6角形をイメージされますが、これもファーバー・カステル社が初めて行ったものです。

そんな「鉛筆」という多くの人が使ったことのある筆記具を生んだメーカーが販売している「パーフェクトペンシル」です。
当主が伯爵の爵位を得ているため、ファーバー・カステルのラインナップには、「伯爵コレクション(GRAF VON FABER-CASTELL)」というシリーズがあり、その中の1つが「パーフェクトペンシル」です。
これ1本で鉛筆の全てが完結出来る、まさにパーフェクトな鉛筆です。

パーフェクトペンシル

GRAF VON FABER-CASTELL Perfect Pencil

GRAF VON FABER-CASTELL Perfect Pencil

GRAF VON FABER-CASTELL Perfect Pencil 紹介ページ

パーフェクトな機能
パーフェクトな機能

シャープナー内蔵

鉛筆を使うと、当然芯が削れて短くなります。
そうなると鉛筆を削らなければなりません。そのために鉛筆削りやナイフを持ち歩く必要はありません。
キャップにはシャープナーが内蔵されており、その場で削ることができます。

エクステンダー

使って削っていくうちに、どんどん鉛筆は短くなってしまいます。
まだ使えるけど短くて使いにくい。という時には、キャップがエクステンダーとなります。

消しゴムもちゃんと付いてる

鉛筆で書いていて間違えた!となったら、鉛筆の後ろにあるキャップを外せば消しゴムが付いています。

これら鉛筆を使う上で必要な機能が1本に纏まっています。
ただ纏まっているだけではなくオシャレに機能的にです。
鉛筆の後ろにある消しゴムは、使っていると黒く汚れてきますが消しゴムキャップがついているので、黒さも目立ちません。
スーツにこの「パーフェクトペンシル」を挿していても、誰が鉛筆だと気づくでしょう。それくらいオシャレです。

鉛筆好きとしては、いつかはパーフェクトペンシルを所有したい。と思っていましたが、気がついたら2本に増えてました。
(実はもう1本の購入も検討していたり・・・)

今時鉛筆を愛用しているというと、圧倒的少数派だと思いますが、芯が出ていれば間違いなく筆記できる信頼性、その信頼性の高さから思考の邪魔をしない優れた筆記具であり、独特の書き味。

僕は社会人になってから、愛用する筆記具がボールペン → 万年筆 → 鉛筆へとだんだん退化してしまい、このまま行くと毛筆かつけペンになってしまうのでは?と危惧しています。
まぁ流石に毛筆やつけペンになるとは、今のところ思っていませんが…

僕の毎月の楽しみの「きまじめ姫と文房具王子」も来月で最終話かと思うと辛いです。
再来月から何を楽しみにしたら良いのか・・・
すでに「きま文ロス」気味です。

ちなみに単行本は4巻まで刊行されていますので、興味の湧いた人はぜひご一読ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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